日盲社協とは

社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会(日盲社協)は視覚障害のある方々に、さまざまなサービスを提供している施設及び事業所、団体の全国組織です。
1953年(昭和28年)9月29日に発足し、現在、約200の施設、事業所、団体が加盟しています。法人として2つの事業所を運営し、また点字に関する検定試験を実施しています。さらに、5つの部会に分かれ、部会ごとに、さまざまな活動を行っております。
2023年(令和5年)に創立70周年を迎えました

ご挨拶

日本には、直接的、間接的を問わず、視覚障害のある方を支援する事業所や施設が数多くあります。点字出版、情報提供、自立支援、生活の場の提供、用具等々、支援方法は様々です。

社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会は、視覚障害のある方を支援する施設の運営や、正しい点字製作の基本となる資格試験を実施するとともに、名称にありますように、さまざまな立場で視覚障害のある方を支援する、施設や事業所を会員施設として、支援施設・事業所のつながりを深め、また一施設・事業所では解決の難しい課題等の解決に取り組んでいる法人です。会員施設は全国約200に及んでいます。

こうした活動を通して、視覚障害のある方の福祉の向上を目指しているわけですが、もちろん本法人だけでは実現できないことも少なくありません。視覚障害の当事者団体や教育関係等、視覚障害の福祉・教育に関わる多くの団体との連携の中で、福祉の実現を目指すことが非常に大切なことであると認識しております。

創立70年という歴史の中で、今、特に求められていることが、当事者本位と言う基本の下、法人として、どう施設・事業所を支援していくかという大命題です。

この大命題に積極的に取り組むためにも、関係者の皆様におかれましては、今まで以上にご指導・ご協力をよろしくお願いいたします。

2024年5月吉日

社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会
理事長 長岡 雄一

日盲社協の目的

日盲社協の目的は、社会福祉 関係機関 団体と緊密な連携をとりつつ、盲人福祉施設事業を育成強化し、福祉サービスを必要とする人びとが、社会・経済・文化などの活動に参加できるよう援助し、もって視覚障害者の福祉の増進に寄与することです。

日盲社協の活動

日盲社協は、次のような多彩な活動をしています。

全国盲人福祉施設大会の開催
各委員会活動(広報委員会、日盲社協社内検定試験運営委員会・検定実施委員会)
5つの部会活動及び研修会の開催
点字指導員・音訳指導技術者養成講習会の開催(資格認定証書交付)
機関紙「日盲社協通信」(墨字版・点字版)の発行
視覚障害者の用具や機器の展示会の開催
叙勲、褒章等表彰者の推薦及び関係福祉団体の表彰制度への協力
図書の発行(研修会教材・盲導犬年次報告書、等)
各部会の特別委員による事業の推進
このほか、国内外の福祉団体(日本盲人福祉委員会・日本障害者協議会・日本点字委員会・日本失明予防協会・障害者放送協議会)に加入して、活動を行っています。

日盲社協沿革

日本盲人会連合会長・岩橋武夫

昭和28年(1953年)9月29日、日本盲人会連合会長・岩橋武夫の呼びかけに応えて、視覚障害関係32施設の代表者が東京の日本赤十字社の講堂に集まり、日本盲人社会福祉施設連絡協議会(日盲社協)が発足した。
昭和56年(1981年)3月31日、日盲社協は、東京都の盲人ホーム 杉光園(社会福祉法人 杉光会)の法人格を継承する形で、社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会となり、盲人ホーム 杉光園の経営を担うこととなった。
さらに昭和58年5月、東京都から東京都失明者更生館(現・東京都視覚障害者生活支援センター:平成10年4月施設名変更)の経営を受託しているが、平成29年4月からは、東京都より民間移譲されセンターの名称も「東京視覚障害者生活支援センター」となった。

この度、創立70周年を記念して、記念誌『日盲社協70年のあゆみ 1953 – 2023』を発行いたしました。
著名な皆様からの祝辞をはじめ、歴代の委員長・会長・理事長とその時代や、五部会と二運営施設の活動についてまとめています。
PDF版、BES版、テキスト版をご用意しております。ぜひご覧ください。

協議会概要

法人名 社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会
所在地 〒110-0016 東京都台東区台東3丁目1-6
理事長 長岡 雄一
TEL 03-6240-1452
FAX 03-6240-1352
E-mail nichimou.su@feel.ocn.ne.jp
URL https://www.ncawb.org/
設立年月日 昭和56年(1981年)3月31日